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窓辺の心地よさについて考える

先日、子供のアトリエ造形教室の竣工写真撮影に伺った際にあらためて、

 

自然光が入る窓辺の心地よさを感じました。

 

お気に入りのカフェでも自然と窓側の席に座ってしまうし、

 

自宅でも、適度な自然光が入る窓辺のソファーで過ごす時間が多いように思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心地よいと感じるのは人間だけでなく、猫も窓辺で気持ちよさそうにしているのを

 

見ると、生き物にとって「心地よい」と感じる条件が揃っているのだろう。

 

 

 

 

 

 

デザイナー、設計者として「心地よい」「美しい」などの心の機微に敏感で

 

あることと、「なぜそう思ったのか」という仮説をたて考えていくことは

 

デザインとしてアウトプットするうえでも重要なことだと常に考えています。

 

 

あらためて窓辺の心地よさについて考えると、カーテン越しのやわらかな自然光、

 

そよそよとそよぐ風、室内の安心感、外の気配を感じる適度な距離感が

 

同居しているからではないだろうか。

 

「外」と「中」の領域が溶け合い、本能的に心地よさを感じる空間として日本建築では縁側などでも

 

取り入れられていることから、普遍的な感覚として受け継がれてきたのだろう。

 

 

国籍、文化、性別や年齢、または考え方の違いなど、多様な個性があり、

 

それぞれ独自の感じ方があり、色々な人がいるけれど身近なところから、

 

「生き物」として共通の心地よさや楽しさに気づくことは空間づくりの

 

ヒントとなり、とても楽しいものである。

 

 

投稿者プロフィール

高野 峻太朗
ドイツの照明デザイナーに憧れ、インテリアデザインの専門学校へ進学。
全国の名建築・インテリアデザインを1年間見て廻る旅の中で、
五感で人を感動させることができる空間デザインを仕事とすることを決意。

デザイン事務所・広告制作会社・大手内装会社を経て、2019年にRootforを設立。

想いをクリエイティブでカタチにするために、日々活動しています。

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