Rootfor

デザインになぜ言語化が必要か

なぜこの形なのか。なぜこの色なのか。
その「なぜ」に答える言葉がなければ、デザインはただの装飾に終わってしまいます。
大切にしているのは、デザイン(感性)と言葉(論理)の往復。それは単なる説明ではなく、デザインの核を浮かび上がらせるための行為です。

言語化によって「なぜこのデザインが必要か」を伝えられる

デザインに言語が必要なのは、クリエイターの自己満足を超えて、「伝えるため」の行為だからです。
良いデザインは、必ず「なぜそれが選ばれたか」を言葉で語れる要素を持っています。

言語化することで、クライアントやチームメンバー、そして最終的にはお客様にまで、その「意図」を届けることができます。これはブランディングにおいて非常に重要なプロセスです。

言語化は「共通言語」を生み、チームを動かす

たとえば、設計初期の段階で「この空間には“緊張感”よりも“安心感”が必要だ」と明確に言語化できれば、インテリアデザイナー、照明計画、グラフィック担当、コピーライター、まで、全員が同じ方向を向くことができます。
言語化されたコンセプトは、筋の通ったブレのないアウトプットを生み、プロジェクト全体の質を底上げします。

言葉があることで、チームの誰もが「この判断はブランドの方向性に沿っているか?」と立ち返る“軸”を持つことができるのです。

大切にしている「言葉とデザインの往復」

私たちは、デザインとコピー、ビジュアルと思想を「往復」しながらブランドをつくります。ビジュアル先行ではなく、まず言語化から始めることで、プロジェクトが進行しても軸がぶれず、アウトプットのズレを防ぐことができます。

このプロセスを丁寧に積み重ねることで、デザインは「なぜこの形なのか」「なぜこの色なのか」が説明できる、戦略としてのブランディングデザインになっていくのです。

投稿者プロフィール

高野 峻太朗
高野 峻太朗
ドイツの照明デザイナーであるインゴ・マウラー氏に憧れ、
インテリアデザインの専門学校へ進学。

日本全国の名建築・インテリアデザインを1年間見て廻る旅の中で、
五感で人を感動させることができる空間デザインを仕事とすることを決意。

アトリエ系デザイン事務所・広告制作会社・大手内装デザイン会社を経て、
2019年にRootforを設立。

幅広い業種のブランディング・デザインをお手伝いしてきた実績をもとに、
中小零細企業専門のクリエイティブパートナーとして、日々活動しています。

About

初回のご相談・お見積もりは無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせへ