Rootfor

何かを選ぶことは何かを捨てること

店舗デザインやブランディングのプロジェクトにおいて、何かを選ぶという行為は、

 

必然的に何かを捨てることを意味します。これは、プロジェクトの初期段階で特に顕著です。

 

すべての選択には、ある意味で「捨てる」という側面が存在します。

 

その時々の諸条件でベストな空間を作り上げるためには、どれだけ多くのアイデアを出し、

 

そこから最も効果的なものだけを選ぶのかが重要です。

 

これが、優れたデザインにおける最も難しい部分であり、同時に最も魅力的な部分でもあります。

 

 

私たちは、クライアントと共に「本当に必要なもの」を見極め、

 

それを最大限に生かすためのデザインを提案します。

 

このプロセスを通じて、余分な要素をそぎ落とし、シンプルでありながら

 

強いメッセージを持つ空間を創り出すことができます。

 

それは「全てを叶える」デザインではなく、「本質を追求する」デザインです。

 

たとえば、空間のコンセプトを決める段階では、例えば「シンプルさ」を重視するのか、

 

それとも「豪華さ」を演出するのかを決めなければなりません。

 

両方を共存させようとすることは多くのプロジェクトで失敗の原因になります。

 

選んだ要素が他の要素を打ち消してしまうこともあるからです。

 

すべてを盛り込むのではなく、ビジネスの本質に合った選択をすることが必要です。

 

 

さらに、店舗デザインでは予算の制約も無視できません。

 

クライアントが持っている限られた予算内で最大限の効果を引き出すためには、

 

何を優先するのか、そして何を後回しにするのかを見極める必要があります。

 

たとえば、照明、内装の仕上げ、什器など、全てにお金をかけたいという気持ちは分かりますが、

 

それでは予算オーバーは避けられません。ここでもやはり、選択と集中が求められます。

 

何かを捨てるという選択は、決してネガティブなことではありません。

 

むしろ、それによって得られるものは計り知れません。

 

捨てることで、選んだ要素が際立ち、全体の統一感が生まれます。

 

それがデザインの力であり、ブランディングの強さです。

 

私たちRootforは、常に「選択の力」を信じています。

 

何を選び、何を捨てるか。このプロセスを一緒に楽しみ、

 

最適な空間づくりをサポートしていきます。

 

選んだものが、あなたのブランドの未来を形作るのです。

 

 

投稿者プロフィール

高野 峻太朗
高野 峻太朗
ドイツの照明デザイナーであるインゴ・マウラー氏に憧れ、
インテリアデザインの専門学校へ進学。

日本全国の名建築・インテリアデザインを1年間見て廻る旅の中で、
五感で人を感動させることができる空間デザインを仕事とすることを決意。

アトリエ系デザイン事務所・広告制作会社・大手内装デザイン会社を経て、
2019年にRootforを設立。

幅広い業種のブランディング・デザインをお手伝いしてきた実績をもとに、
中小零細企業専門のクリエイティブパートナーとして、日々活動しています。

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