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デザイン顧問とは?中小企業が導入すべき理由とその効果

デザイン顧問とは何か?

「デザイン顧問」とは、企業の外部パートナーとして、ブランドや事業戦略に基づいたデザイン全般の助言・監修を行う専門家のことです。単なるロゴや広告のデザインだけではなく、企業理念やビジネスモデルを理解したうえで、店舗設計、Webサイト、販促物、パッケージデザインなどを横断的にサポートします。つまり、デザインを“部分的な装飾”ではなく、“経営資源”として活用するための伴走者といえます。

中小企業が直面するデザインの課題

中小企業の多くは「デザインの必要性は感じているが、社内に専任のデザイナーがいない」「プロジェクトごとに外注しているが、統一感が出ない」といった悩みを抱えています。結果として、ブランドの一貫性が欠け、顧客に伝わるべき価値が十分に表現できていないケースが少なくありません。こうした課題を解決するのが、デザイン顧問の役割です。

デザイン顧問を導入するメリット

1. ブランドの一貫性が高まる

デザイン顧問は企業全体の世界観を理解したうえでデザイン戦略を組み立てるため、Webから実店舗までトーン&マナーを統一できます。これにより、顧客に安心感を与え、ブランド認知を強化することが可能です。

2. 社内の意思決定をスピードアップできる

デザインに関する判断を社内で行う場合、専門知識がないために議論が長引いたり、感覚的な判断になりがちです。顧問がいることで、客観的かつ専門的な視点から迅速な意思決定ができ、プロジェクト進行がスムーズになります。

3. コスト削減と効果の最大化

デザインを案件ごとに発注すると、短期的には安価に見えても長期的には修正や再制作が重なりコストが増大することがあります。デザイン顧問は中長期的な戦略を見据えて最適な投資配分を提案するため、結果的にコスト削減と効果の最大化につながります。

4. マーケティングとの連動が強化される

顧問はデザインを単なるビジュアルではなく、マーケティング戦略の一部として捉えます。ターゲット顧客の心理を踏まえたデザインは、集客・売上アップに直結するため、経営の成果を左右する重要な要素となります。

導入のタイミングと活用方法

デザイン顧問の導入は「新規事業の立ち上げ」「店舗のリニューアル」「ブランド刷新」など、変化のタイミングで特に効果を発揮します。また、月額契約やプロジェクト単位など、企業の状況に合わせて柔軟に利用できる点もメリットです。小規模から始め、必要に応じてサポート範囲を広げることが可能です。

まとめ:中小企業にこそデザイン顧問が必要

大企業のように潤沢な予算やデザイン部門を持たない中小企業にとって、デザイン顧問は「外部のデザイン部長」ともいえる存在です。経営視点とクリエイティブ視点を兼ね備えたパートナーを迎えることで、競合との差別化を図り、持続的な成長を実現できます。

デザインを単なる装飾から経営戦略の武器へ。これからの時代、中小企業が選ぶべき一手は「デザイン顧問」の導入です。

投稿者プロフィール

高野 峻太朗
高野 峻太朗
ドイツの照明デザイナーであるインゴ・マウラー氏に憧れ、
インテリアデザインの専門学校へ進学。

日本全国の名建築・インテリアデザインを1年間見て廻る旅の中で、
五感で人を感動させることができる空間デザインを仕事とすることを決意。

アトリエ系デザイン事務所・広告制作会社・大手内装デザイン会社を経て、
2019年にRootforを設立。

幅広い業種のブランディング・デザインをお手伝いしてきた実績をもとに、
中小零細企業専門のクリエイティブパートナーとして、日々活動しています。

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