2024/04/15

カウンター用無垢一枚板｜天竜杉

飲食店のカウンターで使用する一枚板の無垢材を確認しに、さいたま市見沼区にある

旧知の木材屋さんに伺いました。

今回、飲食店のカウンター用に採用した樹種は、静岡県浜松市天竜区で

生産される国産材の貴重な天竜杉です。

天竜区は日本三大人工美林のひとつに数えられている、日本でも有数の木材の産地です。

天竜杉は、国産針葉樹の中でも第一級の最優良材とされ主に下記の特徴があります。

・曲がりが少なく、節が少ない

・艶やかな木肌で脂が多く、耐水性に優れる

・他の産地の木材と比べ粘りがあり、強度が高く加工がしやすい

・渋い赤みがあり、カンナをかけた後の表面は美しい光沢がある

飲食店のカウンターとして使用するうえで、見た目の美しさと耐久性、

そして汚れやすい場所なので、耐水性も兼ね揃えていることは大きなポイントでした。

長さ2.6mで幅は約600mmの無垢一枚板です。

耳付き(一番外側の樹皮が付いている部分)の無垢板のため、

耳の部分は残し、自然な形状を活かしたカウンターにする予定です。

天竜川水系の恵まれた自然環境に育まれた貴重な天竜杉を使用する

機会に恵まれたことは設計者冥利につきるとしみじみ実感。

お店の顔として、存在感のある無垢一枚板が現場に設置される日がすごく楽しみです。

高野峻太朗: ドイツの照明デザイナーであるインゴ・マウラー氏に憧れ、
インテリアデザインの専門学校へ進学。

日本全国の名建築・インテリアデザインを1年間見て廻る旅の中で、
五感で人を感動させることができる空間デザインを仕事とすることを決意。

アトリエ系デザイン事務所・広告制作会社・大手内装デザイン会社を経て、
2019年にRootforを設立。

幅広い業種のブランディング・デザインをお手伝いしてきた実績をもとに、
中小零細企業専門のクリエイティブパートナーとして、日々活動しています。

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