【店舗デザイン】ラインを揃える
店舗(空間)デザインにおいて大切にしていることはいろいろあるが、
その中のひとつに各要素(天井・壁・床・家具や造作・照明・設備)の位置関係をコントロールし、
ラインを揃えたり、意図した位置に設計することがあげられる。
巨匠と呼ばれる建築家や日本を代表する有名なデザイナーほどタイルの目地やダウンライトの位置など
一見地味なところにも神経をつかって設計していることが分かる。
それは店舗は各要素が特に多く、それぞれの位置関係をどれだけ意識するかで、
全体の印象が大きく変わるからだ。
先日さいたま市見沼区にオープンしたショールーム件オフィスでは、
工期や施工の制約がある中で量産品や既製品を中心にデザインを進めた。
家具や照明、パーテーションなどはカタログから寸法をひろい、
実際に使うお客様の立っている時や座った時の視線の高さなども考慮しながら、
各要素を設計におとしこんでいく。
料理の下処理のようにとても地味なことではあるが、
空間がきれいに見えるか雑多に見えるか大きく変わるポイントでもあり、
設計をおこなううえでは特に意識していきたい。
投稿者プロフィール
-
ドイツの照明デザイナーであるインゴ・マウラー氏に憧れ、
インテリアデザインの専門学校へ進学。
日本全国の名建築・インテリアデザインを1年間見て廻る旅の中で、
五感で人を感動させることができる空間デザインを仕事とすることを決意。
アトリエ系デザイン事務所・広告制作会社・大手内装デザイン会社を経て、
2019年にRootforを設立。
幅広い業種のブランディング・デザインをお手伝いしてきた実績をもとに、
中小零細企業専門のクリエイティブパートナーとして、日々活動しています。
最新の投稿
- コラム11月 6, 2024生物学から学ぶデザイン
- ニュース10月 26, 2024株式会社スペリアルとのパートナーシップ締結のお知らせ
- コラム10月 24, 2024ブランディングで戦わない戦略を目指そう
- コラム10月 20, 2024植物学から学ぶデザイン