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店舗開業に設計者を入れるメリット

「なるべく予算を抑えてお店を開きたい」
そう考えるのは自然なことです。
物件取得費、内装費、厨房機器、備品、広告宣伝──開業には多くのコストがかかります。
だからこそ、「設計は自分でなんとかする」「設計士に頼むと高くつく」と考える方も少なくありません。

しかし、私たちRootforが多くの店舗開業を支援してきた中で実感したのは、設計者を入れた方が、結果としてコストを抑えられるケースが圧倒的に多いということです。

1.設計段階で“ムダな工事”をなくす

施工に入ってから「やっぱりここを変えたい」「この配線では機器が置けない」といった変更が発生すると、追加費用がかさみます。設計者が初期段階から関わることで、無駄な作業・余計な工事を未然に防ぐことができます。事前に「どう動くか」「どう見せるか」「何を使うか」を設計に反映させることで、後戻りのないスムーズな施工が実現します。

2.初期投資の“最適化”ができる

限られた予算の中で、どこにお金をかけるべきか──。
設計者は空間づくりの専門家として、費用対効果の高い投資ポイントを見極めることができます。

・予算を抑えながら雰囲気を出す素材選び
・汎用素材を魅力的に見せる配置計画

単に「安く済ませる」のではなく、「価値を最大化するためにどこを削るか・残すか」の判断ができるのが、設計者の力です。

3. ランニングコストを見据えた設計ができる

開業直後だけでなく、運営し続けるうえでのコストも重要です。

例えば…

設計者は、「目先の費用」だけでなく、「将来のコスト削減」を視野に入れた提案ができます。初期費用を少し上乗せしてでも、回収スピードが早くなる設計こそ、経営的には最も合理的な判断です。

4.複数の見積もりを“読む目”を持っている

施工会社から出される見積もりは、専門知識がないと比較しづらいもの。
設計者がいれば、不明瞭な部分や不必要な工事項目の有無をチェックし、金額交渉や業者選定も適切に行うことができます。Rootforでは、信頼できる施工会社とのネットワークも活用し、適正価格での施工実現を支援しています。

5. “やり直し”のリスクを減らすことで結果的に安く済む

DIY的に開業したものの、「思ったよりお客さんが入りづらい」「使い勝手が悪くてスタッフが定着しない」「見た目に魅力がない」と感じて、半年〜1年以内に改装を行うケースも少なくありません

開業時に設計者が入っていれば、これらの「やり直し」にかかる費用や機会損失を未然に防ぐことができます。最初の1年はお店の基盤を作る大切な時期。だからこそ、最初から“戦略的に設計された空間”が求められます。

コストを抑えるために設計者を入れない、という選択肢もあるかもしれません。
しかし、「設計者を入れることこそが、賢いコスト削減」であるという視点を持つことで、開業後の経営は大きく変わります。

投稿者プロフィール

高野 峻太朗
高野 峻太朗
ドイツの照明デザイナーであるインゴ・マウラー氏に憧れ、
インテリアデザインの専門学校へ進学。

日本全国の名建築・インテリアデザインを1年間見て廻る旅の中で、
五感で人を感動させることができる空間デザインを仕事とすることを決意。

アトリエ系デザイン事務所・広告制作会社・大手内装デザイン会社を経て、
2019年にRootforを設立。

幅広い業種のブランディング・デザインをお手伝いしてきた実績をもとに、
中小零細企業専門のクリエイティブパートナーとして、日々活動しています。

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