グリーンを置く効果
リモートワークの普及で自宅での作業が増えてる方も多くいると思います。
長く過ごすオフィスや書斎をいかに快適に過ごすかはとても重要な要素。
快適な空間にすることは、生産性を上げることにもつながっていきます。
そこで今回は手軽に取り入れることができるグリーンの効果についてご紹介します。
①ストレス軽減やリラックス効果
ある実験では、被験者たちに植物のある部屋とない部屋に分かれてパソコン作業に取り組んでもらいました。
すると、植物のある部屋のグループでは「怒り・敵意」といったマイナスの感情は減少し「活気」が上昇。
ところが植物のないグループでは逆の結果だったそうです。
また、緊張・不安・疲労なども、植物が室内にあるほうがより軽減されることが分かりました。
人はストレスや緊張を感じると交感神経の働きが優位になり、頭痛・肩こり・疲れやすさ・胃の不調などが起きやすくなります。
しかし植物が目に入ると、反対にリラックス効果をもたらす副交感神経の働きが高まるというデータが報告されています。
②空気清浄効果
植物の葉は二酸化炭素を吸収し、酸素を作りだします。
また、それだけではなくホルムアルデヒドやアセトン、キシレンといった空気中の有害物質を吸着・分解する力があることが発見されました。
水分を空気中に放つ蒸散の働きもあり、室内の湿度が適度に高められエアコンの乾燥からのどや肌を守る効果も期待できそうです。
弊社でお手伝いさせていただいたオフィスや店舗デザインのお仕事でも人の滞在時間が長い業態ほど、
グリーンの導入をおすすめしています。
シェフレラやケンチャヤシ、パキラやフィカス系の観葉植物などは
室内でも育てることができ、メンテナンスもそこまで難しくありません。
さまざまな効果が期待できるグリーンをぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
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ドイツの照明デザイナーであるインゴ・マウラー氏に憧れ、
インテリアデザインの専門学校へ進学。
日本全国の名建築・インテリアデザインを1年間見て廻る旅の中で、
五感で人を感動させることができる空間デザインを仕事とすることを決意。
アトリエ系デザイン事務所・広告制作会社・大手内装デザイン会社を経て、
2019年にRootforを設立。
幅広い業種のブランディング・デザインをお手伝いしてきた実績をもとに、
中小零細企業専門のクリエイティブパートナーとして、日々活動しています。
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