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匂いマーケティング

先日、とある鰻屋さんの前を通るとなにやら香ばしい匂いがただよってきます。

 

思わずおいしそうな匂いに惹かれて、鰻が食べたい衝動にかられました。

 

店舗の前を通ってこんなにも吸引力のある業態ってなかなか無いですよね。

 

他にすぐ思い当たるのは、焼肉屋や焼き鳥屋くらいでしょうか。

 

やはり匂いの力はすごいと思い、今回は匂いの効果についてご紹介します。

 

 

匂いと記憶

 

匂いについて調べると以下の記述がありました。

 

 

ある特定の匂いがそれにまつわる記憶を誘発する現象は、
フランスの文豪マルセル・プルーストの名にちなみ「プルースト効果(プルースト現象)」として知られている。
大脳辺縁系は食欲などの本能的な行動や、喜怒哀楽などの感情を司る所です。
嗅覚はこの大脳辺縁系と直接結びついており、これは五感の中で嗅覚だけが持つ特徴です。

 

 

本能的な行動や喜怒哀楽にダイレクトに訴求できるのは嗅覚だけなんですね。

 

ここ数年で新しくできた商業施設やオフィスビルなどでは、

 

エントランスでアロマの香りがする場所が増えてきましたが、

 

良い香りの効果を集客やリピーターの増加につなげる戦略だと言えそうです。

 

 

 

匂いマーケティング

 

 

過去に設計した店舗で入り口近くに厨房を設け、魚を焼く香ばしい匂いで、

 

戦略的に集客した経験があります。

 

近隣への配慮も必要ですが、パン屋さんやカフェ(コーヒーの焙煎した香り)など、

 

様々な業態で「匂いマーケティング」を応用すると本能に訴求できる店舗作りができると思います。

 

 

小手先のデザインではなく、どうすれば集客し、売り上げにつなげ、

 

リピートしてもらうかを戦略的な店舗設計で考えて実践していきたいと思います。

 

 

投稿者プロフィール

高野 峻太朗
ドイツの照明デザイナーに憧れ、インテリアデザインの専門学校へ進学。
全国の名建築・インテリアデザインを1年間見て廻る旅の中で、
五感で人を感動させることができる空間デザインを仕事とすることを決意。

デザイン事務所・広告制作会社・大手内装会社を経て、2019年にRootforを設立。

想いをクリエイティブでカタチにするために、日々活動しています。

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