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【デザインコラム】自然が織りなす模様

とある休日に海を散歩していると、自然が織りなす模様に心を奪われた。

 

砂浜に打ち寄せる波が作り出す自然の模様。

 

それは風による波と月の引力による潮の満ち引きが作り出すもの。

 

そこには、過剰な意識や恣意性が介在しない。

 

 

かのゲーテの有名な名言で、「美は、隠れた自然の法の現れである。

 

自然の法則は、美によって現れなかったら、永久に隠れたままでいるだろう」

 

という言葉の通り、自然の法則は美によって現れると感じる時が何気ない瞬間にある。

 

 

 

 

 

 

普段、デザインを生業にしているが自ら納得のいくデザインができた時は、

 

「自分が作りだした」という感覚は一切なく、深く掘って、

 

核を見つけ出し、磨き上げたというような、すでにそこにあるもの

 

もしくは「こうあるべきもの」をそっと差し出しているような感覚に近い。

 

 

社会や政治、慣習といった様々な文脈にしか寄り添っていない

 

デザインが美しくないと感じるのは、ありのままの姿をないがしろに

 

しているからだろうと感じる。

 

「あるがままの姿」は人でも物でも美しい。

 

 

 

 

 

 

デザインも「自然」であるべきで「過剰な意識」は美から遠ざかる。

 

たまには、人工的な環境を抜け出し自然に身を置き、頭を空っぽにすることは、

 

自分が大切にしていることを思い出す良い機会になると感じた。

 

 

投稿者プロフィール

高野 峻太朗
高野 峻太朗
ドイツの照明デザイナーであるインゴ・マウラー氏に憧れ、
インテリアデザインの専門学校へ進学。

日本全国の名建築・インテリアデザインを1年間見て廻る旅の中で、
五感で人を感動させることができる空間デザインを仕事とすることを決意。

アトリエ系デザイン事務所・広告制作会社・大手内装デザイン会社を経て、
2019年にRootforを設立。

幅広い業種のブランディング・デザインをお手伝いしてきた実績をもとに、
中小零細企業専門のクリエイティブパートナーとして、日々活動しています。

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